親のための終の棲家 自宅VS介護施設

親のための終の棲家 自宅VS介護施設

「親のお世話は、子供がするもの?」「介護施設にいれたら、罪悪感が・・・!?」

いや、いや、親も私達も、現実と折り合いをつけて生きていかなきゃならない。
だから、周りが何と言おうと、それぞれの家庭で介護の形が違うのは当たり前。

でも、どんな形を選択するにせよ、親の介護に責任を持つ上で在宅介護、施設介護のメリット、デメリットはちゃんと知っておかなきゃいけない。
その違いについて、5つのポイントで説明していきます。

環境面

在宅

住み慣れた環境は、本人に安心感がある。ただし身状況によって、将来的に自宅内に手すりを付けたり、段差を解消したりと改修が必要なことも

施設

高齢者は新しい環境に慣れるのが大変。ただし、基本的におバリアフリーの環境で生活することができる。

人間関係

在宅

家族関係が良ければ、本人にとって、家族の介護負担が大きくなってくると関係が悪化してくる場合がある。

施設

身内以外の人間関係に囲まれるので気を遣うことが多い。信頼できるスタッフと出会えるかどうかは、入所してみないと分からないのが現実。

自由度

在宅

当然、施設と比べて自由度は高い。認知症の方など、自由な分、生活リズムが崩れやすいので、周りに配慮が必要。

施設

施設のルールに沿った過ごし方で、ストレスがかかりやすい。半面、規則正しい毎日を過ごすことができる。

安全面

在宅

自由度が高いかわりに、家族の目が届きにくい。特に、防犯面や、急な体調の変化に、家族がとっさに対応しずらい面がある。

施設

終始、施設スタッフがついているわけではないが、自宅よりも見守りの目はあり、体調変化には気付きやすい。管理上、防犯面での安心感はある。

家族の負担

在宅

介護サービスを利用していても、家族がお世話をする時間が比較的多い。また、ケアマネジャーなどの調整ごとなど、細々した調整ややり取りが発生する。金銭的には、公的介護サービスだけであれば、施設介護よりも負担は軽いが、介護保険外サービスを組み合わせると高額になる可能性もある。

施設

生活全般は施設の専門スタッフがサポートするため、在宅介護よりもはるかに家族もお世話する負担は少ない。質の良い設備やサービスになるほど、施設費用が高額になり、また施設の種類、地域差で費用は大きく違う。

最後に

在宅介護、施設介護、どちらにもメリットデメリットがあって、残念ながらどちらをとっても100点満点の介護はむずかしい。
でも、この5つのポイントの違いを知った上で、自分たちなりの\安心/はどこか見極めて、親の【終の棲家】を選択できると良いですね。

この記事の著者

介護×家族×意思決定支援のプロ