「年収の壁 130万円の壁への政府の対策とは？」

社会保険の被扶養者が年収130万円以上になると、扶養から外れ国民年金・国民健康保険の保険料を支払う必要がでてきます。手取り収入が減ってしまう為、働く時間を調整している方が数多くいます。

そこで政府はパート・アルバイトで働く方が、残業などで一時的に収入が上がった場合でも、「事業主がその旨を証明すること」を条件に「引き続き扶養に入り続ける事ができる」という仕組みをつくりました。

具体的にどのような収入の増加であれば対象となるのか？？

単に年収130万円を超えても扶養に入り続ける事ができる訳では無く、あくまで「職場の人手不足・恒常的ではない労働時間の増加」が条件となります。では事業主の証明する内容についてはどうでしょうか。

厚労省が公開している証明書の様式では、過去の労働時間においての以下３点を明記するのみです。

• 雇用契約書上で想定されていた年収
• 実際の年収
• 人手不足による労働時間延長・残業が行われた期間

「被扶養者認定の円滑化」を目的としていますので、細かい記載はないようです。