ホーム相談員への質問

ホーム相談員への質問

相談員への質問

ホームの相談員とはどのような仕事をしていますか?

入居者や家族、関係機関との連絡調整やホームへのさまざまな相談・問い合わせにお答えする業務を行います。また、入居する際に必要な情報の確認や、ホーム内での情報共有を行い、利用される方が安全に生活できるように手配することも大切な業務の1つです。

どのような資格を有した方が相談員の仕事をしていますか?

生活相談員として業務を行うために必要とされる資格は、「社会福祉士」、「社会福祉主事任用資格」、「精神保健福祉士」等が挙げられます。ただ、自治体によって必要な資格が異なる場合があります。
また、ホームによっては相談員が資格を有していない場合もあります。

介護サービスを利用するための条件はありますか?

施設サービス・在宅サービス共に介護保険のサービスを利用するためには要介護認定の申請を行い、要介護認定を受ける必要があります。

ユニットケアとは何ですか?

入居者10人程度の少人数のグループで共同生活を行い、お1人お1人の生活リズムに応じてケアを行う方法です。

ショートステイとは何ですか?

ショートステイとは、介護が必要な方が短期間の入居(入所)を行い、食事や身の回りの支援を受けるサービスです。自宅への閉じこもり防止や介護を行っている家族の負担軽減などを目的として行われます。

ホームへの入居申し込みには介護度が必要ですか?

ホームの種別によっては非該当(自立)から要介護1・2の方でも利用できるホームもあります。特別養護老人ホームの入所基準は要介護3以上となっています。ホームの申し込みを行うには要介護認定の申請を行い、要介護認定を受ける必要があります。

複数のホームへ入居(入所)の申し込みを行ってもよいですか?

お申し込みは複数のホームへ行っても差し支えはありません。事情により早急に入居(入所)が必要な場合には複数のホームに申し込みを行っておられる場合が多いです。

入居(入所)は申し込みの順番で決まりますか?

必ずしも申し込みの順番で決定することはありません。申し込みの際にいただいた個人情報などを元に入居(入所)の必要性や緊急性等検討し決定します。

ホームでは疾患の対応が可能ですか?

ホームでの生活を希望される方は様々な疾患を抱えられている場合が多く、医師や看護師と連携してサポートを行なっています。受け入れの基準はホームにより様々で、看護師が勤務しているか、どの時間帯に勤務しているかによって対応できる疾患は異なります。常時点滴が必要であったり、特別な医療行為が必要な場合はホームでの対応が難しいことがあります。

認知症の症状に対応してもらえますか?

認知症の疾患をお持ちの高齢者は増加しており、ホームとしても研修や資格取得を積極的に行い、職員のスキルアップを図っています。ただ、ホームは集団生活の場になるので、他の入居者の迷惑になる場合や危険な行為がある場合には対応できない場合があります。

居室はどのような作りになっていますか?

居室には、大きく分けて「個室」と「多床室」があります。「個室」は1人部屋、「多床室」は2人~4人の相部屋のことです。居室内にトイレや洗面台が設置されているかはホームの設備状況により異なります。

就寝時間や起床時間は決まっていますか?

入居者が集まる食堂や廊下の消灯・点灯時間など、ホームによって時間が定められている場合があります。例): 朝7時に照明を点灯し、各居室に起床の声掛けや着替えなどの介護を行います。夜22時の消灯前に入居者をお部屋へ案内し就寝の準備をします。

入居を断られることはありますか?

ホームでの対応が難しい疾患・医療行為がある場合、集団生活に支障がある場合などにお断りをする場合があります。すでに入居中の場合は一方的にお断りすることはなく、日常の様子の変化を報告し、対応が困難になってきていることを事前にお伝えするようにしています。

申込から入居までの流れを教えてもらえますか?

ホーム側が入居のお申し込みを受けると、

①申し込み書等の情報を元に申し込み者本人の身体状況や疾患などの情報を確認します。入院中の場合には病院の相談員や看護師から身体状況や疾患に関する情報の提供を受けます。
②確認した情報を元に、実際にホームで生活を行う事ができるか本人の面談を行います。面談では実際に本人にお会いし、ご様子の確認をします。家族が立会する場合が多く、普段の生活の様子や介護の方法などを聞き取りします。
③ホームの生活が安定して行えるか、受け入れをした場合どのように支援を行うかなどホームの職員、看護師等の職種で入所検討会議を行います。

入居前の面談ではどのようなことを確認しますか?

本人や家族に自宅での生活状況・身体状況・疾患・服薬状況など個人情報を様々伺います。その他、緊急時のために家族構成や連絡先をお聞きします。本人や家族からの疑問にお答えしたり、料金のご説明も行います。

入所判定会議ではどのようなことを検討しますか?

管理者(施設長)・相談員・介護職員・介護支援専門員・看護師等が参加し、入居予定者の状況確認、申し込み状況や申し込み名簿の更新等を行います。

通院する場合には付き添いが必要ですか?

ホームの種別により対応は異なりますし、同じ種別のホームであっても運営法人により異なります。ホームの職員がすべて行う場合や家族の付き添いが必要な場合など様々なので担当者に確認が必要です。

入居中に身体の状態や病気が悪化した場合はどうなりますか?

ホームの担当者や介護職員が日々の生活状況・身体状況などから介護の方針と要介護度の見直しの必要性を検討します。要介護認定の変更申請を行い、要介護度が変わると利用料金も変わる場合があります。料金等の変更の際には担当者からご説明を行います。

インタビューまとめ

ホームの相談員は入居相談や入居後のサービス利用についてなど様々な場面で活躍しておられます。
ホームへの入居を検討している方は、ホームの相談員に相談しホームの特徴やどのようなサービスを受けることが可能か確認することが望ましいですね。
また、ホームへの質問や問い合わせをする場合、ホームへのお問い合わせ内容や質問事項をあらかじめまとめてから相談することをおススメします。
特にご入居には要介護度・障がい支援区分・保険証の有効期限などが重要で、お持ちの保険証や各種手帳などをご用意のうえご相談されるとよりスムースに相談することができます。

この情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。